ティラナの駐車制度はアルバニアで最も複雑で、ほぼ全ての訪問者が到着初日につまずきます。色分けされた3ゾーン、アルバニアSIMを要求するSMS窓口、カード登録ウィザードを求める2つのアプリ、そしてその大半を一気に解決する1か所の地下駐車場。ティラナのレンタカーを受け取った後の現実的な手順をまとめます。
ゾーンの仕組み
市は内環状の中に3つのゾーンを設定しています。Aゾーンは中心部そのもの、スカンデルベグ広場、メインブルバード、官庁街です。Bゾーンはその外側、旧Bllokuの周辺を含みます。Cゾーンは環状内のそれ以外。2026年の料金は次の通りです。
- Aゾーン:1時間約100レク(約€1)
- Bゾーン:1時間約40レク
- Cゾーン:1時間約20レク
- 時間:平日7:30〜20:00、一部の通りは土曜午前のみ
- 無料:日曜、祝日、平日20:00〜07:30
各ブロックの標識は個別に確認してください。中心部の数本の通りは24時間レッカー対象で、引き取りには€20〜50に加え1日あたりの保管料がかかります。
SMSの落とし穴
標準的な支払いは50500への短縮SMSです。落とし穴は、このゲートウェイがアルバニアのプリペイド番号(Vodafone AL、One、ALBtelecom)しか受け付けない点です。海外キャリアのローミングSIMでは何度試しても通りません。Tirana ParkingとParkAlbaniaのアプリはどの端末でも使えますが、いずれもカード登録が前提となり、博物館脇に90分停めるだけなら手間が見合いません。
旅行者の現実解は、空港到着ロビーで200レクのVodafoneスターターを購入し、駐車と地図用に限定して使い、グローブボックスに置いておくことです。
スカンデルベグ駐車場
スカンデルベグ広場の地下にあるT-Parkは、迷わず選んで間違いない唯一の駐車解です。24時間500レク、約€5、スタッフ常駐、24時間営業。Rruga e Kavajësから入り、広場の信号を抜けると右側にスロープがあります。Toptani Centreや市営Bajram Curriも実用的な代替案です。一晩中であれば、ブルバードでの空き探しよりも地下が確実で、レッカーの費用は10倍にも跳ね上がります。
昨年10月、東京から訪れたご夫婦は、コンパクトカーをスカンデルベグの地下駐車場に4日間預け、5日目にBerat方面へ出発するまで徒歩で街を回ったそうです。総額€20、違反も気苦労もなしでした。
Bllokuの実情
Bllokuは飲食店が密集する街区で、アルバニアで最も停めにくいエリアです。狭い通り、市営駐車場ゼロ、1992年から場所を熟知している住民。夕食がBllokuならBoltを呼ぶのが最善で、€4の運賃は45分の周回より明らかに安く済みます。日中の用事ならば南端のAir Albaniaスタジアム駐車場が最寄りの確実な選択肢です。
まとめ
空港で現地SIMを入手し、中心部滞在ではスカンデルベグの地下を使い、Bllokuへ夕食に車で乗り入れず、レッカーゾーンの標識を読む。この4つの習慣で、ティラナの駐車の悩みはほぼ消えます。