ティラナは四輪より二本の足のほうが向いている街のひとつです。レンタル仲介の立場でこう言うと売り方を間違えているように聞こえますが、計算してみると話は変わります。ホテル前に置いた車は1日€5〜15、屋根付き夜間駐車に€5、加えてラッシュ時には1キロ先のカフェまで30分かかる神経戦。賢い選び方は、ティラナのレンタカーを到着日ではなく、街を出る日に予約する形です。
徒歩で実際に届く範囲
歴史的中心部は小さくまとまっています。スカンデルベグ広場、メインのブルバード、ピラミッド、エトヘム・ベイ・モスク、Bunk'Artの旧防空壕、夕食のBllokuまで、すべて徒歩25分以内に収まります。広場自体は2017年から歩行者専用で、いまだに古い地図アプリは旧経路で案内しがちです。徒歩圏外はBoltで、4ユーロほどの運賃で市内の大半を網羅し、空港バスLUNA Expressは24時間体制でスカンデルベグまで400レクで運行します。
3日間の散策とBoltで交通費は€20〜30。同じ3日を中心部のレンタル+ガレージにすると€40〜60で、これは駐車違反の可能性を含む前の数字です。
車が真価を発揮するとき
ティラナを離れてBerat、Sarandë、リヴィエラへ向かう日です。その瞬間、車は重荷から魔法のじゅうたんに変わります。Beratまで南へ90分、Krujëまで北へ1時間、DurrësのビーチはアウトストラーダAK1で40分、リヴィエラは4〜7日かけて好きな速度で広がります。バスの時刻表ではこの組み立てはできません。
昨年5月、東京から訪れたご家族は3日間徒歩でティラナを楽しんだあと、4日目の朝9時にホテル前でSUVを受け取りました。お昼にはBeratの川沿いで食事をしていたそうです。レンタル料金は本当に必要になった瞬間から始まりました。
タイミングの取り方は2通り
ホテル配車。 TakeCarsの提携先の多くは、ティラナ中心部のホテルまで車を無料または少額で届けてくれます。出発の朝に伝えると、鍵の受け渡しは10分で済みます。
TIA受け取り。 LUNAバスかBoltで空港へ戻り(ラッシュ外で20〜30分、ラッシュ内なら40分超)、カウンターで手続きを済ませ、そのまま高速道路へ入る形です。ティラナから帰国便を取る場合はこちらが安く、市内返却ループを完全に省けます。
ラッシュアワーは現実的な要素
フライトと受け取り時間はラッシュを避けて組むのが安全です。朝7:30〜9:30、夕方16:00〜18:00は、TIAへ向かうSH60、外環、Bllokuの周縁すべてが駐車場と化します。9:45の受け取りは、9:15の受け取りから30分の苛立ちを引いた形と考えてください。
まとめ
到着したらティラナは徒歩で味わい、夜はBolt、Bllokuの夕食も駐車を気にせずに楽しむ。車は南へ向かう朝に受け取り、レンタル料金のメーターをロードトリップの開始と同時に動かし始めるのが正解です。